柔道整復師の仕事内容

柔道整復師ときけば、接骨院や整体院などに勤務している人を思い浮かべるでしょう。医療機器や医療道具を用いて、身体に悪影響を与えるものを取り除く西洋医学に対して、身体の内側から働きかけることで自然治癒力を高め、予防を得意とする東洋医学を基礎としています。

治療方法では基本的に道具を使わず手を使った施術を特徴とし、時間をかけて身体に悩みを抱える人に働きかけます。

柔道整復師の仕事内容は、身体の損傷をケアしたり、骨折や打撲、脱臼、ねん挫などに治療を施します。また、失われた身体の機能を機能訓練によって改善。施術を受ける本人の身体の内側から働きかける治療法が多いため、目に見えて治療効果が表れることは少ないのですが、健康維持のサポートを得意としています。

給与

柔道整復師の平均年収は300万円から700万円です。1ヵ月で25万円から58万円の給与になります。また、職場で働く経験年数や地方や都市部などの環境によっても、給与に差がみられます。

主に、接骨院や整体院などで働く柔道整復師ですが、独立開業や柔道整復師の知識やスキルを活かしてキャリアアップも可能。収入アップのチャンスが多い職業の1つといえます。

キャリア形成を図るうえでは、スポーツトレーナーが向いています。スポーツトレーナーは文字通り運動に関する業務に携わり、運動指導や身体のケアなど身体を動かす人をサポートします。健康維持だけでなく、試合でのパフォーマンスを発揮できるよう選手に働きかけるのです。

スポーツトレーナーは基本的に資格は問われませんが、身体を扱う職業ですのでスポーツトレーナーとしての能力を評価されやすい職業といえます。そこで、柔道整復師としての知識やスキルをスポーツトレーナーとして活用しキャリアアップに繋げる方法もおすすめです。

高い技術力とマーケティング力は必要ですが、独立開業することで給与アップも見込めます。
広告のためにホームページやチラシ、地域を巻き込む宣伝が必要になりますので入念に準備を進めましょう。
ホームページの制作は整骨関連に強い会社を選ぶことがおすすめです。
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今後の活躍が期待される

今後、柔道整復師の需要が高まるといわれています。柔道整復師はスポーツトレーナー以外にも、福祉現場で働く職員としても歓迎されます。日本では高齢者の割合が多く、歳を重ねるにつれて身体に衰えをみせていく高齢者の介助や身体的ケアが必要とされます。

既に、特別老後老人ホームでは、柔道整復師を機能訓練指導員としてリハビリ援助のできる人材を義務付けているほど。近々、東京オリンピック開催予定があるため、スポーツに対する興味関心も高まるでしょう。それに伴って、選手をサポートするトレーナーの専門性の理解に繋がるでしょう。

このように、スポーツの分野以外にも福祉、医療などで活躍の場を提供されています。今後はますます柔道整復師の人材が求められます。