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介護福祉士

リハビリをする女性

介護福祉士は、従業期間三年以上、実務日数540日以上という厳しい受験資格を要する国家資格です。
思い立ってすぐ受験というわけには行かず、経験値がはっきりしているため、介護系の就職には最も有利な資格の一つです。
高齢者や障害のある人々の日常生活を支える仕事です。

介護福祉士の仕事

介護福祉士の仕事は、食事、入浴、排せつ、着替え、清拭、洗顔、歯磨きなど生活の基本的な世話をします。
ベッドと車いすへの移乗、車いす、車の乗り降りなどの移動介助など尾を行います。

そのほかにも、移動、清潔な生活の保持に関する介助を行います。
また、家族にも介護の方法などの相談にのったりアドバイスをしたりします。

在宅介護では、食事の支度や配膳、後始末から掃除、洗濯、整理整頓、必需品の買い物などの蚊事前の案を引き受けます。

これらの世話は可能な限りその人の好みや考え方をくみ取ることも大切です。
介護対象者本人だけではなく、家族に介護のアドバイスをしたり家族の相談にのったりします。

必要な介護用品などを紹介したりするのも介護福祉士の仕事です。
介護対象者が社会や家族から孤立しないように配慮する仕事もあります。
これらの仕事を適正に進めるためには、介護の専門的な知識が必要なのです。

介護の対象者は、高齢者、知的障害のある人、身体的な障害のある人などです。
そのため、介護の方法は個々に違います。
それぞれにふさわしい介護方法を選択する能力も必要になります。

介護福祉士の勤務先

介護福祉士の勤務先で最も多いのは高齢者施設で、特別養護老人ホームや、デイサービス、有料老人ホーム、
グループホーム、老人保健施設(老健)、訪問介護ステーションなどがあります。

また、障害者施設では、身体障害者施設や精神障害者福祉施設、知的障碍者施設、グループホームなどがあります。

デイサービスや訪問介護ステーションなどは、一般的には日曜日休日で日勤のみの勤務です。
介護対象者が入院したり居住したりする施設での勤務は24時間体制にシフト制になります。
これらの施設では、日ごろの介護のほかにも催事の運営も仕事になります。

これらの職務経験を5年以上積み重ねていくと、ヘルパーの養成や介護教員になる資格ができます。
勤務先は社会福祉法人や医療法人、一般企業などがあり、福利厚生が充実しているのは社会福祉法人です。

介護福祉士の収入

介護福祉士の平均年収は給料と年収年収は250万〜400万ぐらいです。
月給は初任給で、16万円程度が一般的です。

シフト勤務の場合には夜勤手当もあります。
介護福祉士手当がつくこともあります。
介護支援専門員の資格を取ることは、就職や待遇を有利にする条件です。

パートタイマーでは時間給は800~1000円ぐらいです。
訪問介護分野では、介護の種類によっては時間給は1300円ぐらいになることもあります。

介護関係は、精神的身体的にハードな割には賃金はあまり高くはありませんが、需要が高いために転職先や復職先には事欠きません。