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保育士

円になって座る子供たち

保育士は子供達が快適に安全に過ごせるよう身の回りの世話をし、生活に必要な習慣を身につけさせます。
教材などを与え、一緒に遊びながら集団生活を円滑にします。
その中で社会性、自立心などを身につけさせる仕事です。

子供達の心に寄り添いながら、健康状態などの観察もします。
これらの一部は、本来は親の仕事ですが働いていたり病気だったりする親に代わって保育士がおこないます。

子供達の状態を親に報告し、対策をアドバイスしたりしながら親と連携を図るのも保育士の仕事です。
また、子供達が集団生活する施設を安全に清潔に管理します。

保育士の仕事

おむつ替えから食事の世話、着替え、トイレトレーニングなどをします。
世話をする相手が、0歳児~6歳までなので、身の回りの世話といっても千差万別、多種多様になります。
ピアノを弾いて歌を歌ったり、工作の指導、お遊戯の指導などもします。

また、親への連絡ノートの記載なども重要な仕事です。
職員同士の会議、研修などもあります。

保育士の勤務先

保育士の勤務先は保育園、児童保護施設、認可保育所、児童館や児童遊園など母子生活支援施設、幼児向けの塾、
デパートやホテルなどの一時保育施設などがあり、これらの施設での勤務は日勤勤務でほとんどが日曜祝日は休日になります。

一方で認可外保育所、乳児院、助産施設などは施設によっては24時間体制のシフト制や早朝、深夜勤務もあります。

保育士の勤務先を選ぶ際に各自治体の保育士不足への力の入れ具合が参考になります。
保育士は給与の安さや拘束時間の長さから離職率が高いとも言われていますが、
こうした問題に積極的に向き合っている所であれば保育士の採用も積極的です。

保育士の勤務体系

一般的な、日勤勤務施設でも朝7時から夕方19時頃まで預かります。
中には、早朝保育、深夜保育をする施設もあるので勤務時間は早出や遅出のシフト勤務になります。
福祉施設で、子供たちが居住する施設では24時間体制のシフト制になります。

また、休日も施設によって土日祝日休のところもありますが、シフト休のところも少なくありません。
これらの勤務先には、それぞれ公立と私立があります。
福利厚生は一般的に公立の方が充実しています。

保育士の雇用体系

保育士の雇用体系は正規職員とパートタイマー、アルバイト、派遣などがあります。
それぞれの施設が、正職員とパートタイマ‐の混成で成り立っています。

保育士の収入

保育士の初任給は月収15から18万円に何らか手当が付きます。
早朝手当、夜勤手当、時間外手当などがあります。

平均年収は320~340万円程度、パートタイマーで日勤800円程度、早朝や19時以降などでは1000程度になります。
扶養家族控除の範囲内で働く主婦が非常に多いのです。

日本では少子化が進んで、保育士が働く場所が減っていたのですが、少子化対策が進むにつれ子供自身や子供のいる家庭に対する福祉制度が充実するようになっています。

また、少子化ならばこそ高度な幼児教育を希望する家庭も増え、今までの預かる仕事から、知育や情操教育にかかわる産業が増えています。

同時に女性の社会進出を促す政策も取られるようになり共働き家庭をささえる保育施設の充実が望まれています。
今後もこの傾向は進むと考えられています。