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小売業界の特徴

並べられて売られているクッキー

小売業界

商品の販売を行うのが小売業界の主要な仕事となります。
では、現在の小売業界の状況というのはどのようになっているでしょうか?全体の動向についてまずは見ていきたいと思います。
小売業界は平成17年以降、右肩上がりを続けている成長業界です。

平成25年には主要業界の合計売上高が52兆円を計上するなど、非常に大きな市場を抱えていることがわかります。
ただ、これはあくまでも全体を通しての印象であり、個別の企業や職場に注目してみるとまた結果が違うこともあります。

好調を保っているのは、コンビニやドラッグストア、スーパーやデパートなどの小売店です。
コンビニは他の小売とは一線を画した利便性を有しているため、常に高い結果を残しています。
ドラッグストアも医薬品だけではなく、食品なども合わせて扱うという関係から高い売上を計上しており、堅調です。

対して厳しい状態にあると言われているのが、家電量販店です。
家電量販店が苦境に立たされている理由としては、インターネット通販の台頭を挙げることができます。
他の商品に比べて家電はインターネット通販で購入した場合の値引き額が大きく、そちらの方がどうしても有利になってしまうことが多いため、家電量販店で購入する人が少なくなっています。

さらに値段だけではなく、品揃えなどについても直接商品を揃えて置かなければならない家電量販店は厳しく、不審が続いています。
さらに、テレビなどの家電自体の需要が低下してきていることも、合わせて苦境を招いている原因となっています。

景気動向

小売業界は景気による影響を受けやすい業界でもあります。
日本全体の景気がよくなってくることで、段々と人々のマインドが貯蓄から消費に変わっていくことになり、多くの小売が潤う結果になります。
現在はアベノミクスの関係で景気が上向きになっており、必然的に小売業界も潤ってきているという状態にあります。

今後の日本がどのような景気動向を辿るのか、ということも一つの注目点とし、小売業界の成長を見る必要があるでしょう。