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消費者金融

スーツを肩にかけながら持つ男性

消費者金融の会社といえば、よくテレビコマーシャルで見かけます。
個人向け小口金融の会社で、主に貸付金利が会社の利益になります。
最近は銀行のカードローンの保証業務も多く、保証料も大きな収入源なっています。

消費者金融の営業

消費者金融で働く人は基本的には営業職と事務職になります。
営業は、電話営業、窓口営業に分かれます。
電話営業では、すでに完済している顧客に新たに貸し付け業務をします。

コールセンター業務では、テレビコマーシャルやインターネット広告を見て質問などの電話をかけてきた人に、内容を説明しながら貸し付け業務をします。
窓口業務も、窓口に質問や申し込みに来た人への貸付営業が仕事です。

営業の仕事の中には、督促業務も含まれます。
督促は主に電話とメールで行われます。

督促業務の中には、連絡が取れない延滞者の自宅訪問なども含まれています。
もちろん、督促業務といっても大声をあげたり、深夜や早朝に押しかけるというのではなく、延滞の事情確認をしながら新たな返済計画をたてて早期返済を促す仕事です。

ただ、現実的には督促業務がそう効率的にはかどるはずもなく、相当にストレスがかかる仕事になります。
中には逆切れされたりして、危険な面もあるので男性が督促業務を担当することが多いのです。

消費者金融の後方部門

融資申し込みを受け付けたところで、審査業務もあります。
自社の審査基準にしたがって申し込み者の審査をします。

また、返済不能な場合には差し押さえなどの法的手続きもします。
審査や差し押さえにかかわる部分は、営業ではなく後方の専門部門が担当します。

また、消費者金融のもう一つの大きな仕事が、銀行のカードローンの顧客に対する保証業務です。
多くの銀行のカードローンの金利の中には、消費者金融に対する保証料も含まれています。

保証業務では、銀行担当者とのやり取りも必要になります。
保証業務でも延滞が起きれば督促業務があり、返済不能に関する法的な処理や事務処理があります。

簡単にお金を借りることができて助かる人も多い反面、人生の苦しい側面もたくさん見ることになります。
それだけにお金にまつわる法律に、詳しくなることも確かです。

督促、差し押さえなどの業務は、当然ながら銀行にもやっていますし、税金を扱う公務員もやっています。
消費者金融だけがやっている仕事ではありません。

消費者金融の平均収入

大手消費者金融の平均年収は500万円から600万円ですから、一般的な年収よりは高いといえます。
新卒初任給が20万円ぐらいなので初任給も若干高めです。

全体的に高収入でも、離職率が高いということは、やはりある程度覚悟が必要な業界には違いないということです。