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ゼネコン

建設現場

ゼネコンとは職業を指す言葉ではなく建設業のうちでも比較的規模が大きく、建設関係の一切の仕事にかかわる企業のことを言います。
英語のゼネラル・コンストラクターを略した言葉で、総合建設業の略語です。

日本のゼネコンの技術力は世界的にも評価が高く、日本ばかりではなく世界の大規模建造物の建設を受注しています。
その中でも特に規模が大きく技術力の高い大手5社をスーパーゼネコンと呼びます。

ゼネコンの仕事内容

ゼネコンにも、ほかの企業と同じく総務部や人事部、経理部があります。
その中には秘書課や広報課もあります。

主に受注活動を行う営業部門があります。
営業部門には実際に営業活動をする営業員やクレーム対応部門もあれば、受注事務を引き受ける後方部門もあります。
国内外、公的施設、一般企業施設、橋梁などの建造物の受注活動をおこないます。

一般企業と同じように、取引先を訪問して商品を提案する仕事です。
情報を収集したり提供したりするには、建築費や設計にかかわる知識も必要なので勉強がかかせません。
また接待などの営業活動もあるので非常にハードな仕事です。

設計部門では、営業部門と連携を取りながら建造物の設計を行います。
設計とともに積算も行うことが多く、ゼネコンの中でも建築士そのほかの有資格者が多く働く部門です。

研究開発部門も設計部門と同じく、高度な専門知識を持ち、様々な資格を持った人々が働く部門で建築学の専門家が日々新しい技術や建築材料の開発をしています。
この部門では特許の専門家も働いています。

現場担当者は実際に受注した建造物の建築そのものにかかわる仕事でサブコンと呼ばれる専門業者と連携を取りながら業務をすすめます。

現場担当者は営業部門や設計部門と連携をとって工事をスムーズに進めるために、建築現場の運営などの能力も必要になる部門です。

ゼネコン勤務者の収入

ゼネコン勤務者の平均年収はスーパーゼネコンのトップクラスで約870万円 、中堅ゼネコンで580万円ぐらいです。
30代の平均年収は高い方で、約580万円、低いほうでは380万円です。
企業規模によって大きな差がありますが、比較的高収入な業種ではあります。

ゼネコンは国内にとどまらず、海外にも進出しており業務は多岐にわたりますが人気業種なので、就職は難関です。
特に設計や研究部門は有名大学の建築関連学部の大学院を卒業している人が大部分なのでゼネコンに入社したいいのなら、高校や大学の早い時期から勉強を始めなければなりません。

仕事の結果が大規模な建造物や公的施設であることも多く、やりがいや大きな達成感を実感できる業種です。
一方で、仕事がハードなことでもよく知られています。
雇用体系は、事務系では派遣やパートタイマーもありますが、営業担当者や設計研究部門は正社員です。