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ネイリスト

バラの花を持つピンクのジェルネイルをした女性

今やエステサロンの人気ジャンルの一つ

ネイリストは、エステサロンのメニューの一つであるネイルを担当するための仕事です。
「ネイルサロン」として専門的に施術を受け付けているお店もありますが、大抵はエステサロンのように総合的に美容をサービスとして提供する場所に勤務をしています。

ネイルサロンやエステサロン内のネイルサービスの主な仕事としては、まずお客様の「手」に特化した美容施術をするとともに、爪を磨いたりマニキュアやジェルネイルをつけて美しい手元に仕上げていくということがあります。

ネイルアートを専門に行うネイリストもおり、その場合にはイラストを書いたりスワロフスキーや専用ビーズを使ったアート作品のような爪を扱います。

簡単にいえばエステティシャンのネイル版ということになりますが、最近ではパーティーなどの装いのためにヘアメイクとともにネイルを仕上げるという女性も増えてきているので業界全体のニーズは非常に高く、日々技術の進歩が見られる仕事でもあります。

そのためプロのネイリストとして個人的に有名になっている人も多く、有名人のネイルをする場合には個人に指名が入るということも珍しくありません。
基本的な技術を身に付ければあとは才能とコミュニケーション能力でどんどんスキルアップできる仕事なので、美容業界を目指す女性から多く志望されています。

ネイリストとして仕事をしていく条件

ネイリストとして就職をするために何か特定の資格を持っていなければいけないということはありません。
ただし全く無資格・未経験でできる仕事ではありませんので、実際に勤務をする人の多くは美容系専門学校もしくは通信講座などで民間のネイリスト資格をとってから就職活動を行います。

人によってはまずはエステサロンに就職をし、そこでネイル担当になってからネイル施術について先輩スタッフから教えられるということもありますが、その場合でも社内規定などでネイリスト資格を受講することが求められたりします。

ネイリストの民間資格として最も有名なのはNPO法人インターナショナルネイルアソシエーションが主催してい「ネイルスペシャリスト技能検定試験」です。

こちらはA級、SA級、PA・AA・AAA級といったように各階級がもうけられており、順番に受験をしていくことにより一般レベルからプロとしてお客さんに施術ができるレベルまでを学習していくことができます。

最も高い級に合格をすることで、ネイルケアからネイルチップ、スカルプチュアやカラーリングといったネイルに関する全ての技術を身に付けることができます。

ネイリストとしての仕事で難しいのは単純にネイルを仕上げる技術があればよいというわけではなく、施術の時にお客さんの希望を詳しく聞き出し、それを実現させる提案力が求められるということです。

また施術中にはずっとお客さんから手を預かることになりますので、その間リラックスして過ごしてもらえるような接客術もまたプロとしてやっていくための必要な要素です。

ネイリストとしてのキャリアアップ

ネイリストはスタイリストやメイクアップアーティストのように、個人でどれだけお客さんを集めることができるかが問われる仕事です。
そのためいきなり高収入を得られるというわけではなく、段階を追ってスキルアップしていくというのが一般的なキャリアになってきます。

資格のあるなしに関わらずネイリストとして最初に勤務をするのはアルバイトや派遣社員としてで、エステ企業もしくは個人のネイルサロンからの求人を受けて仕事をしていきます。
仕事を通してお客さんがついてくるようになると、正社員や店長といった昇格をしていくことができます。

しかし大半のネイリストとしての最終的な目標となるのは独立してお客をとることができるフリーもしくはエージェント登録です。
その場合何人も自分を指名してくれるお客さんが必要になりますが、技術を認められることで他のネイリストにはできない仕事を受けられ、当然収入も上がっていきます。