ジュエリーデザイナー

ジュエリーデザイナーとはどういう仕事か

ジュエリーデザイナーは別名「宝飾デザイナー」や「アクセサリーデザイナー」と言われる服飾関連分野における小物類をデザインする仕事です。

特徴はそのデザインに宝石や貴金属を使うということで、指輪やイヤリング、ブローチ、ブレスレット、ピアス、時計といったようなものを全般的に手がけます。

ネックレスやブローチは普段から身につける品物というよりも、パーティードレスの飾りとして使用されることが多いため、ブライダル関連業界と密接に関係しておりドレスデザインと同時進行で行うこともよくあります。

ジュエリーデザイナーとして仕事をする場合、デザイナーとしてのセンスの他にそれぞれの宝石や貴金属の持つ特徴や健康面・安全面への影響をしっかり理解しておく必要があります。
また宝石にはそれぞれ込められた意味もありますので、それらの知識を総合させた上でデザインを作り上げていかなければいけないというところに難しさがあります。

有名なデザイナーになってくると自分でブランドを立ち上げることもよくあります。
また海外では世界的に有名なファッションブランドでデザインを担当者として抜擢をされるということもよくあり、そのブランドのデザインチーフに就任するかでブランドの方向性を位置づけるほどの力を持ちます。

ジュエリーデザイナーになるための条件

ジュエリーデザイナーになるために特別な資格は必要ありませんが、実績を積み上げていくことによってキャリアを伸ばすという職業の性質上、まずはどこかの企業やデザイナーについて下積みを何年か経験することになります。

就職方法は主に2つあり、企業内デザイナーとしてファッションブランドや服飾ブランドに就職してそこでメーカーから企画されるコンセプトに従ったデザインを作成していく方法と、全くフリーで自分独自のデザインを提案していくという方法があります。

フリーデザイナーが特定のプロジェクトの時に限定的に企業から依頼を受けてデザインを作成するということもよくあります。
フリーでデザインをするといっても完全に自分で好きなように作っているのではアーティストと同じなので、ある程度はコストやターゲットとする層を考えた戦略的デザインができる技術が求められます。

ですのでなかなか生まれ持ったデザインセンスだけで仕事にしていくことは難しく、まずはクラフト系の専門学校などにいって製造に関わる過程をじっくり学んでから実際の仕事に就きます。
美術系の大学にも服飾デザイン系の学部はありますが、全国的には宝飾デザインを扱うところは少ないのでやはり専門学校が中心となります。

本場海外での宝飾デザインを知ることのメリット

日本において宝飾品のニーズは決して低くはないのですが、デザインということになるとやはり本家欧米よりは一歩遅れた位置づけとされています。

そのため宝飾デザイン系の専門学校では、本場のフランスやイタリアの第一線で活躍するデザイナーに触れられるよう、デザイン留学ができる課程が多く見られています。

ただしこうしたデザイン留学は一流の職人の様子を体験できるということではメリットがあるものの、欧米人と日本人では体格や肌の色、髪の色といったものが大きく異なるのでそこで学んだデザインがすぐに日本で通用するというわけではなかったりします。

いかにして自分の中でデザイン技術を消化してそこから企業や個人が求めるデザインを提供していくことができるかということがジュエリーデザイナーとしての腕前に直結してきます。